「いい感覚が戻ってきた」 魔球が復活…投手・大谷翔平が無双モードに突入

ツインズ戦に先発したドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ツインズ戦に先発したドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

大谷は3回3奪三振4安打1失点と好投した

【MLB】ドジャース 5ー2 ツインズ(日本時間22日・ロサンゼルス)

 ドジャース・大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、本拠地のツインズ戦で3回4安打1失点。3三振を奪い、チームの後半戦初勝利に貢献した。「全体的に甘かったというのが一番」と制球面を反省したが、一方で「いい感覚で終えられた」と収穫を口にした球種がある。勝負球のスプリットだ

 かつてスプリットは一番の勝負球だった。1年目の2018年は被打率.036、2021年は被打率.086を記録。他球団打者から「消える魔球」と恐れられてきた。だが、2022年以降はスイーパーが決め球に。2年ぶりに投手復帰した今季もスプリットは前回、前々回と1球も投げず、「もうちょっと試せば良かったが、試合を優先して」と話すこともあった。

 ところが、この日は甘く入ったスイーパーで先頭打者弾を被弾。「2ストライクに追い込んでからも甘かった」と縦のスライダーも精彩を欠き、3回からはスプリットを多投。4球を投げて、結果はストライク2球(空振り、見逃し1球ずつ)、ボール1球、右飛1球。威力を発揮した。

「スプリットを投げて、いい反応があった。最後に多めに投げて、いい感覚が戻ってきている。いい感覚で終えられたというのは1回1回進歩しているんじゃないかなと思います」。今後への手応えをつかんだ。

 1年目の2018年の球種はフォーシーム、スイーパー、スプリット、カーブの4つだったが、今季はそこに縦のスライダー、カットボール、シンカーが加わる。投球の幅が広がり、相手打者にとっては、より的が絞りにくくなっている。まだまだリハビリ段階だが、確実に難攻不落の投手へなりつつある。

【実際の映像】大谷翔平の“復活”した魔球 衝撃の変化…口にした「いい反応」

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