カーショーの激怒に「やるせないのだろう」 指揮官は同情…苦言を呈した“怠慢の連発”

21日の試合で5回途中で降板すると怒りを爆発させた
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、21日(日本時間22日)、本拠地でのツインズ戦前に取材に応じ、前日のブルワーズ戦後に“ブチギレ”したクレイトン・カーショー投手について言及。「彼がなぜあんなに悔しがっていたのか」と理解を示した。
カーショーはブルワーズ戦に先発したが、4回1/3を投げて5安打3失点で降板した。味方のまずい守備などもあって1死一、三塁とピンチを広げたところで交代を告げられたことで、ベンチに戻るとグラブと帽子を投げつけ、怒りを吐き出すかのように絶叫。試合後のメディア対応でもイラだちを隠せず、早々に切り上げていた。
一夜明けてロバーツ監督は、リーダー像について語りだすと「必ずしも(声をあげるリーダーが)必要だとは思わない。昨日クレイトンが降板後に反応したのは、あれはチームのプレーについての悔しさが大きかった」と説明。「我々が一貫して上手いのは、細かいことをきちんとする点。それが勝利につながる。しかし、すべてがかみ合っていないと、そういう点が普段よりも明るみに出てしまう。だから細かいことをもっとしっかりやって、きちんとプレーしなければならない」と述べた。
“怠慢”とも受け止められる守備が散見されたことに、怒りの感情を爆発させたカーショーの姿に理解を示した。さらに、ベテラン左腕について「これまでベストを尽くしてプレーしてきて、さらに今の彼の(キャリアの中での)状況を考えると、最後まで役割を果たさない選手がいるとやるせないのだろう。彼がなぜあんなに悔しがっていたのかは、クラブハウスの誰もが理解したと思う」と擁護していた。
(Full-Count編集部)