ド軍指揮官、冷や汗拭った“30センチ”「空気が湿っていて助かった」 覚悟した延長戦

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:ロイター】
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:ロイター】

9回2死でコレアが特大飛球…HRなら同点の場面

【MLB】ドジャース 5ー2 ツインズ(日本時間22日・ロサンゼルス)

 延長戦を覚悟していたようだった。ドジャースは21日(日本時間22日)、本拠地でのツインズ戦に5-2で勝利。後半戦初勝利を挙げた。9回2死からあわや3ランという特大飛球をギリギリのところでキャッチ。試合後、デーブ・ロバーツ監督は「いいスイングをした。今夜は少し空気が湿っていて幸運だった」と冷や汗を拭った。

 特大飛球だった。5-1で迎えた9回。守護神のタナー・スコット投手が1死一、二塁と走者を背負い、左腕を痛め緊急降板した。フルカウントから後を継いだカービー・イェーツ投手は四球で満塁とし、犠飛で失点し、3点差に迫られた。

 なおも2死一、二塁。カウント1-2からの1球を打席のコレアは強振。センター後方へ特大飛球が舞った。しかし、アウトマンが背走しながらジャンプ一番。見事にグラブに収めてチームに勝利をもたらした。球団公式ブログの「ドジャーインサイダー」は公式X(旧ツイッター)を更新して「ドジャースが勝利した 30センチ差で」と投稿。MLB公式の「ベースボール・サバント」によれば、期待打率「.950」の痛烈打。間一髪の勝利だった。

 試合後、ロバーツ監督は「コレアは素晴らしい選手。いいスイングをした。今夜は少し空気が湿っていて幸運だった。(おかげで)打球がスタンドインしなかった」と苦笑い。報道陣から「入ったと思った?」と問われ、「ああ」と本音を漏らしていた。

(Full-Count編集部)

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