投手・大谷翔平は「絶対打てない」 米識者が強調…X困惑の“完璧軌道”「無理やん」

ツインズ戦に先発したドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ツインズ戦に先発したドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

ピッチトンネルがくっきり…途中まで軌道の同じ直球とスイーパー

【MLB】ドジャース 5ー2 ツインズ(日本時間22日・ロサンゼルス)

 投球の“えげつなさ”が強調された。ドジャース・大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、本拠地のツインズ戦で3回4安打1失点、3奪三振の好投を見せた。初回に先頭打者弾を浴びながらも立て直した6度目のマウンド。「えげつない」「コレは打てない」と日米ファンが驚いた“組み立て”があった。

 大谷はこの日、46球を投げてフォーシームが28球、スイーパー8球、スライダー5球、スプリッター4球、カッターは1球だった。過去2登板でが1球も伝家の宝刀スプリッターを投げなかったことが話題を呼んだが、「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏が注目したのはフォーシームとスイーパーだった。

 初回1死、3番ラナックとの対戦で、大谷は初球に高め96.6マイル(約155.4キロ)を投じ、カウント2-2からの6球目にバックフットのスイーパーで空振り三振に仕留めた。フリードマン氏はこの2球の動画を重ね合わせるオーバーレイを投稿。速球と変化球にもかかわらず、途中までは軌道が全く同じで、打者の手前になってスイーパーが急激に変化していく。

 ピッチトンネルを介する大谷の投球に衝撃が広がった。「マジでピンポン球かよ」「投球フォームは全く一緒。これじゃ、打てないよね」「このスイーパー」「あのスイーパーはえげつない」「途中まで同じコース ワケわからん」「ゾーン内から膝下まで変化するスイーパーなんて絶対打てない」「こんなん無理やんw」などとファンも口あんぐりとなった。

 6月に投手として電撃復帰を果たし、ここまで6試合に投げて防御率1.50、12イニングで13三振を奪っている。試合後のロバーツ監督によれば、次回登板は4イニングが想定されている。着々とピッチャーとしても段階を踏んでいる。

【実際の映像】156kmと同じ軌道…急変化する魔球 大谷翔平の凄みが詰まった特別映像

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