大谷翔平38号の“真の凄み” 強敵左腕を攻略…判明した「3/12」「.190」

初回に156.3キロの直球を中堅スタンドへ運ぶ
【MLB】Rソックス 4ー2 ドジャース(日本時間27日・ボストン)
メジャー屈指の左腕を攻略した。ドジャースの大谷翔平投手が26日(日本時間27日)、敵地でのレッドソックス戦で、第1打席でギャレット・クロシェット投手から今季10本目の先頭打者弾となる38号ソロを放った。今季絶好調のクロシェットは左打者にとっては難敵だっただけに、大谷の凄みが際立つ一打だった。
試合前までの通算成績では、5打数無安打4三振とクロシェットを苦手としていた大谷。しかし初回の第1打席、3球目の97.1マイル(156.3キロ)の直球を捉え、高々と舞い上がった打球は中堅スタンドに飛び込む先制弾となった。
試合開始前時点でクロシェットは今季、左打者に対しては打率.190、WHIP0.85と圧倒的な成績を残していた。この試合で大谷に浴びた38号などを含め、今季12本塁打を打たれているが、左打者からの被弾はマット・オルソン内野手(ブレーブス)、オースティン・ウェルズ捕手(ヤンキース)に次いで大谷が3本目だった。左打者にとっては難攻不落だったが、大谷は見事に攻略してみせた。
クロシェットは22試合に登板して12勝4敗、防御率2.23、175奪三振と、いずれもメジャー上位を争う成績を残している。米放送局「FOXスポーツ」解説者のジョン・スモルツ氏は「ど真ん中に投げてしまいました」と述べ、クロシェットの失投だと指摘したが、メジャー屈指の好投手に対し、大谷の集中力が勝る結果となった。
(Full-Count編集部)