ロッテ西川史礁、プロ1号 202打席目でついに…初の4番起用に応える、場内歓声

岸から12球粘って左翼席にソロ…「素直に嬉しいです」
■ロッテ ー 楽天(30日・ZOZOマリン)
ロッテの西川史礁外野手が30日、ZOZOマリンスタジアムで行われた楽天戦でプロ初アーチを放った。202打席目でついに生まれた待望の1号。本拠地は大歓声に包まれた。
初の4番起用に応えた。「4番・左翼」で先発した西川は0-3で迎えた4回の第2打席、フルカウントから6球粘って迎えた12球目、岸孝之投手のスライダーを振り抜いた。大きな弧を描いた一発は左翼席に着弾。西川は拳を振り上げて喜びを爆発させた。
青学大では、野球日本代表「侍ジャパン」のトップチームに選ばれるなど大学時代からスラッガーとして高い期待を受けてきた。昨年のドラフトでは2球団競合の末にロッテに入団。オープン戦で結果を残し、開幕1軍入りを果たすなど順調なスタートを切った。その後は不振などもあり2軍に降格したが、試合前の時点で54試合で打率.267、19打点と徐々に片鱗を見せていた。
西川は本塁後、球団を通じて「打ったのはスライダーです。先頭だったのでなんとか塁に出ようと思っていましたし、自分のゾーンを分かった上で来た球をしっかり振り抜こうと思っていました。もう素直に嬉しいです」と喜びを語った。