大谷翔平は「怪我をしたと思った」 目の前でまさかの光景…元ハム助っ人も複雑な胸中

試合後、取材に応じたレッズのニック・マルティネス【写真:真柴健】
試合後、取材に応じたレッズのニック・マルティネス【写真:真柴健】

大谷翔平の緊急降板にマルティネス「幸いにも痙攣だけでよかった」

【MLB】レッズ 5ー2 ドジャース(日本時間31日・シンシナティ)

 対戦相手も驚きを隠せない“緊急降板”だった。レッズのニック・マルティネス投手は30日(日本時間31日)、本拠地でのドジャース戦に先発登板し、6回4安打2失点の投球を披露した。投げ合った大谷翔平投手が4回途中でマウンドを降りたが「幸いにも痙攣だけでよかった」と胸を撫で下ろした。

 まさかの異変に気がついたマルティネスは「痙攣だとは知らなかった。怪我をしたと思っていたから、試合を退くと予想していた。そういう光景は見たくないよね。彼のような選手が怪我をしてしまうのは、野球界にとって良くないこと。幸いにも痙攣だけでよかった」と安堵の表情を浮かべた。

 投手としてはマウンドを降りたが、打者としては試合に出続けた。6回で降板したマルティネスは「彼には本当に感心する」と最後まで試合出場した“二刀流”を絶賛するしかなかった。「メディカルが理由で交代したのに、打者として(相手に)脅威を与え続けられるなんてスーパースペシャルだよね!」。異例の出場継続を褒めるしかなかった。

 打者・大谷との対戦は3打数無安打に封じた。6回先頭で迎えた第3打席はカウント3-2からカーブを投じて見逃し三振に仕留めた。マルティネスは「彼にまだカーブを投げていないことに気が付いた。フルカウントだったから、彼はスイングすると思った。彼が見逃してくれてよかったよ!」と語気を強めた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY