ベッツを襲った“誤審”「見せしめのよう」 米メディアも怒りと皮肉「足首の高さで」

本拠地ファンはスタンディングオベーションで声援も…
【MLB】カージナルス 3ー2 ドジャース(日本時間5日・ロサンゼルス)
追い打ちをかけるような判定だった。ドジャースのムーキー・ベッツ内野手は4日(日本時間5日)、本拠地でのカージナルス戦に「2番・遊撃」で先発出場。4打数無安打1三振に終わった。最終9回も惜しい当たりがあったが、同点の6回は微妙なジャッジに泣かされて見逃し三振に倒れた場面に、米メディアは憤りを示している。
今季は自己ワーストの不振にあえぐベッツ。試合前の時点で449打席に立ち、打率.233、11本塁打、48打点、OPS.664にとどまっている。直近4試合では16打数無安打にとどまり、本拠地に帰ってきたこの日は第1打席からスタンディングオベーションで大声援を受けた。
しかし、第1打席は右飛、第2打席は遊ゴロに倒れると、2死走者なしで巡ってきた6回の第3打席は2-2から外角低めのボール球を自信を持って見逃した。しかし、球審の判定はまさかのストライク。本拠地ファンは大ブーイングを送り、ベッツも天を仰いだ。
件のジャッジに米メディアも驚きを隠せない。ドジャース専門メディア「ドジャーブルー」は自社X(旧ツイッター)を更新し、「ラモン・デ・ヘススの、ストライクゾーンを外れたボール球に対する見せしめのような見事なストライク3の宣告だった」と皮肉を言えば、米メディア「ファウル・テリトリー」は「ムーキー・ベッツは足首の高さへの投球で三振を宣告された」と呆れていた。