佐々木朗希は「成し遂げた」 ド軍監督が3度目のライブBP絶賛…実戦復帰には慎重姿勢

試合前、取材に対応したドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:真柴健】
試合前、取材に対応したドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:真柴健】

ライブBP後に取材に応じる

【MLB】ドジャース ー Bジェイズ(日本時間9日・ロサンゼルス)

 ドジャースの佐々木朗希投手は8日(日本時間9日)、本拠地のブルージェイズ戦前に3度目となる実戦形式の投球練習「ライブBP」に登板。3イニング想定で2奪三振、1安打、1四球という内容にデーブ・ロバーツ監督も「彼はやらないといけないことを成し遂げた」と評価した。

 佐々木は、ブランドン・ゴームズGM、アンドリュー・フリードマン編成本部長らが見守る中、ダルトン・ラッシング捕手とバッテリーを組んで46球を投げた。アレックス・コール外野手やマイナー選手を相手に左飛、二ゴロ、一ゴロ、左前打、空振り三振、見逃し三振、二ゴロ、四球、左飛という結果だった。最速は97マイル(156.1キロ)だった。

 ライブBP終了後、ロバ―ツ監督は「彼にとっていいライブBPだったと思う。3イニングを想定して投げたからね。速球には満足しているし、スプリットもときおりよかった。彼はやらないといけないことを成し遂げた」と高評価。負傷者リスト入り前と比べて「身体が強くなった。体重が増えたことは知っている。肩で投げていないというか、もう少しまとまっているという感じ。投手コーチに質問をしていたから、まだ手探りの感じはしたけどそういうものだ」と、リハビリ中に進歩を見せたことを強調した。

 事前には、今回の内容次第でマイナーでの実戦登板の可能性を示唆していたが、今後については「身体がどう今後反応するか分からないから、リハビリ登板(マイナー登板)をするかは未定。でも、今日はやりたいことを達成出来た」と答えるにとどめた。現在の状態について「打者に対して攻めに姿勢で投げられるよう、身体が問題なく、自信を持てる状態になるのを待っている状態だ。まだその状態には到達していないけど、3イニングを投げられたことは素晴らしかったと思う」と説明した。

 メジャー1年目の佐々木は、今季8試合で1勝1敗、防御率4.72。右肩インピンジメント症候群で5月13日(同14日)にメジャー初のIL入り。6月20日(同21日)に約20メートルの距離でキャッチボールを開始すると、7月には2度のライブBPに登板していた。デーブ・ロバーツ監督は3度目のライブBPの出来次第で、次はマイナーでの実戦登板を示唆していた。

(Full-Count編集部)

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