イチローが永久欠番セレモニーに登場 弓子夫人とハグ、豪華レジェンド勢揃い

殿堂入りに合わせ功績称える
イチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)の現役時代の背番号「51」がマリナーズの永久欠番となったことを記念する式典が9日(日本時間10日)、マリナーズ本拠地のT-モバイル・パークで開かれた。日米通算4367安打を放ち、アジア選手として初めて野球殿堂入りした功績を称え、イチロー氏が登場すると球場はスタンディングオベーションが起きた。
式典にはランディ・ジョンソン氏、ケン・グリフィーJr.氏、アルビン・デービス氏、ジェイ・ビューナー氏、エドガー・マルティネス氏、ダン・ウィルソン氏、フェリックス・ヘルナンデス氏らレジェンドが出席。イチロー氏の野球殿堂入りの投票の際、1人だけ票を入れなかった記者用の“予約席”も設けられ、その空席が司会者から紹介されるという演出もあり、球場からブーイングが飛んだ。
そして、バックスクリーン横のフェンスが開き、スーツ姿のイチロー氏が深々と一礼して登場すると、球場は拍手喝采。イチロー氏は弓子夫人とハグを交わした。続いてバックスクリーン左にイチロー氏の名前と永久欠番「51」が入ったプレートが序幕された。
1月に野球殿堂入りが決まったことを受け、マリナーズはイチロー氏の51を永久欠番とすると発表。全球団共通であるジャッキー・ロビンソン氏の42に加え、球団としてケン・グリフィーJr.氏の24、エドガー・マルティネス氏の11に続く形となった。6月にはイチロー氏より先に51をつけていた通算303勝のランディ・ジョンソン氏も、イチローとともに51が2人の永久欠番となることが決まっていた。
イチロー氏は資格1年目でアジア選手初の野球殿堂入り。期待された満票にはわずかに1票足りず、99.7%だった。7月27日(同28日)には、ニューヨーク州クーパーズタウンで表彰式典に出席した。