トップチームだけじゃない…ラグザスが侍J全カテゴリーを応援するワケ 社長が明かす“思い”

「第12回 BFA U15アジア選手権」に向けてU-15代表が事前合宿スタート
野球日本代表「侍ジャパン」U-15代表が12日、台湾・台南で開催される「第12回 BFA U15アジア選手権」(17~23日)に向けて事前合宿をスタートさせた。結団式後には、侍ジャパンのオフィシャルタイトルパートナーを務めるラグザスの福重生次郎社長によるネックピローと応援メッセージフラッグの贈呈式を実施。2大会ぶりの優勝を目指す選手たちに「試合に集中して、伸び伸びと自信を持って野球ができるように頑張ってほしい」と激励のメッセージを送った。
ラグザスと言えば、2023年3月から侍ジャパンシリーズの大会冠スポンサーとして、野球ファンにはおなじみとなった。当初はトップチームの大会のみをスポンサードしていたが、同年9月には女子ワールドカップ(W杯)、今年に入ってからはU-12、U-18それぞれのW杯もサポート。この日、U-15代表に贈呈したネックピローは、長い移動時間を快適に過ごしてほしいと全カテゴリーの代表チームに提供している。
そもそも、自動車オンライン買い取りサービス「カーネクスト」やプログラミングのオンライン学習サービス「忍者CODE」などのサービスを提供する企業が、なぜ侍ジャパンのスポンサーになったのか。福重社長は「世界一を目指す侍ジャパンのブランドと、世界一のサービスを提供して世界一の企業になるという弊社のブランドが重なる部分がありました」と話す。
スポンサーを始めた直後、トップチームは3大会ぶりのWBC優勝を果たした。その時、改めて強く感じたのが「野球の持つ力」だったという。昨今は社会のデジタル化が急スピードで進むが、「野球はリアルな熱狂や感動があって、そこから生まれるパワーはすごい。そのリアルな体験や驚き、感銘が力となって、夢や挑戦につながっている」と実感。日本が世界トップを誇る象徴としての侍ジャパンを感じているという。
全カテゴリーをサポートする背景についても「人生の中で世界に挑戦する機会はなかなかない。その貴重な挑戦を後押しし、夢を応援したい」と説明する。野球においてもビジネスにおいても、若いうちに世界に触れることはプラスにしかならない。「世界中には色々な人がいると知ることで、目指すものが高くなる。これはすごく大事なことじゃないかと思います」。今回のU-15代表メンバー18人のうち3人はU-12代表として国際大会を戦った経験を持ち、主将を任される丹羽裕聖内野手は昨年に続く2度目の選出。目標を高く持った結果、侍ジャパンの“常連”となった。
贈呈式でU-15代表と間近に接した福重社長は、身長175センチ以上が半数以上を占めるメンバーの姿に「体格が大きい。今までの日本のイメージと変わってきた」と驚きを隠せず。「大谷翔平選手だけではなくパワーが期待できるようになってきた。パワフルな試合を見たいなと思います」とエールを送る。
U-15代表は13日には東海大相模、14日には横浜隼人と、激戦・神奈川で屈指の強豪高校の胸を借りて、大会直前の調整に臨む。アジア選手権の舞台となる台南まで東京から飛行機で約4時間。福重社長から贈呈されたネックピローを活用した快適移動で、アジアの頂点を掴み取る。
(Full-Count編集部)