西武22歳は「GG賞確定」 安打強奪の“超絶美技”…上り詰めた「10.6」の真価

西武・滝澤夏央【写真:小池義弘】
西武・滝澤夏央【写真:小池義弘】

延長10回にサヨナラの窮地を救った滝澤夏央

■オリックス 7ー6 西武(17日・京セラドーム)

 衝撃のビッグプレーが飛び出した。西武は17日、京セラドームでのオリックス戦に延長12回の末にサヨナラ負けを喫した。終盤は何度もピンチが生まれたが、中でも延長10回に滝澤夏央内野手が見せた美技は「GG賞確定でしょ」「神業としか言いようがない」と称賛が送られている。

 6-6の延長10回、1死二塁で打席には頓宮裕真捕手を迎えた。平良海馬投手はカウント1-2から直球を投じるも、完璧に弾き返され、打球はセンター前に抜けた……かに思われた。しかし、二塁の滝澤が猛ダッシュして追い付くと、体を回転させながら一塁へ見事に送球。サヨナラを確信したオリックスファンから悲鳴も聞こえた。

「パーソル パ・リーグTV」は「【夏央ーーーーッ!!!】滝澤夏央『思わず声が出た……一打サヨナラの場面てで“超抜守備”見せた!』」と題して好守を紹介すると、「このプレーは鳥肌たった」「No.1好プレーじゃない?」「オリファンですが夏央くんに惚れ惚れです」「神業としか言いようがないだろ、これ」「すごい通り越して若干引いたしこれは笑うしかなかった」「もう、セカンドとショート両方でゴールデンクラブあげようよ」と称賛が殺到した。

 セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータによると、守備で平均的な選手と比べた時にどれだけ失点を増減させたかを示す「UZR」において、滝澤は二塁で6.1、遊撃で4.2をマークしている。

 二塁は今季383回1/3イニング、遊撃では280回1/3で守備に就き、UZRは250イニング以上でそれぞれ両リーグ3位、4位に入っている。UZR合計10.6は全ポジションの3位に位置しており、守備面において球界最高クラスに君臨している。

【実際の映像】「神業としか…」 オリファンも脱帽、西武・滝澤夏央の超絶美技

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