中田翔に覚えた“恐怖” メジャーOBがNPB復帰で痛感「このままじゃ通用しない」

中日・中田翔【写真:矢口亨】
中日・中田翔【写真:矢口亨】

五十嵐亮太氏が中田翔について語った

「パーソル パ・リーグTV」公式YouTubeチャンネルの「月曜日もパテレ行き」が18日に配信され、五十嵐亮太氏が出演し、今季限りの現役引退を発表した中日・中田翔内野手との対戦が、ナックルカーブを磨くきっかけになったと明かした。

 ともに出演した元オリックスのT-岡田氏が「イギー(五十嵐)さんは、かなり対戦していますよね?」と質問すると、五十嵐は「“苦手ランキングベスト5”に入るくらい。よく打たれていた」と即答。中田との通算対戦成績は21打数7安打、打率.333、2本塁打、4三振だった。そして五十嵐氏は「今だから言えるけど……」と切り出し、ナックルカーブを磨くきっかけが中田だったと語った。

「アメリカに行ったときは小さい変化球ばかりで、日本に戻ったとき(ソフトバンク)の持ち球は真っすぐ、カット、ツーシーム、落ちないフォークくらい。復帰した年の4月、中田(当時日本ハム)に良いところへ決まったカットボールをレフトへ打たれた。このままじゃ通用しないと思って、『今の球種ではやっていけない。2軍でカーブを投げられるようになって戻ってくるので時間をください』とコーチに伝えたのを覚えている。それほど、パワーと技術に圧倒された」

 さらに「中田を抑えられればパ・リーグでやっていけるという基準だった。あの場面で打たれていなければ、ナックルカーブを投げていなかったかもしれない」と回顧。中田との対戦が自身に大きな影響を与えたことを強調した。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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