米が称えた大谷の“完全勝利”「愛情を示した」 敵地で見せた異例の対応「言い負かした」

野次を飛ばしていたパドレスファンの男性に
【MLB】ドジャース 8-2 パドレス(日本時間25日・サンディエゴ)
野次さえも力に変えてしまう行動に、驚きの声が相次いでいる。ドジャース・大谷翔平投手は24日(日本時間25日)、敵地でのパドレス戦で9回に45号ダメ押し弾を放った。ダイヤモンドを一周後、ベンチに戻った際の異例の行動に、米メディアから驚きと称賛が相次いだ。
首位を争うパドレスとの3連戦で、大谷は初戦から2試合連続無安打。この試合も第5打席までは無安打で、ドジャースのベンチ横の席からは、パドレスファンの男性が野次を飛ばしていた。
9回の第5打席、ネクストバッターズサークルの大谷はパドレスファンの男性と何かを話した。松井裕樹投手から右中間に45号を叩き込むと、ベンチに戻る前にその男性とハイタッチ。男性の背中も叩き、ベンチに戻る前にも一度ガッツポーズを見せつけていた。
この行動に米メディアも続々と反応。米メディア「ジョムボーイ・メディア」の野球専門ポッドキャスト「トーキン・ベースボール」はX(旧ツイッター)で「オオタニは9回に本塁打を打ったあと、ベースを周り、野次を飛ばすこのパドレスファンの元へ行った」と動画付きで紹介した。
カリフォルニア州ラジオ局「AM570 LA Sports」のデビッド・ヴァセイ氏は「ドジャースベンチの横に座っていたパドレスファンは試合中ずっと野次を飛ばしていたが、最後に言い負かしたのはオオタニだった」と、言葉ではなく結果で示した大谷の“完全勝利”を絶賛。米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」は「ベンチの近くに座っていたこのパドレスファンに対して、最後に笑ったのはオオタニだった」と評した。
米メディア「ヤフースポーツ」は「このパドレスファンはショウヘイ・オオタニと挨拶をした」と記し、最終的には野次を浴びせたファンも大谷に感服せざるを得なくなった状況を伝えた。米スポーツ予想サイト「Fliff」は「オオタニはパドレスファンに1日中野次られていた。9回に本塁打を打った際に、彼に対して愛情を示すことを忘れなかった」と、その“神対応”を称えた。
(Full-Count編集部)