大谷翔平を侮り…感づいた“睨み”「しまった!!」 待っていた結末に「死ぬほど笑った」

ハイタッチまでの伏線を語った
大いに注目を集めた場面への伏線を、メディアで語ることになった。ドジャースの大谷翔平投手が24日(日本時間25日)、敵地でのパドレス戦で45号を打った後、野次を飛ばした観客とハイタッチした行動が話題に。この観客の男性がポッドキャスト番組で、なぜそのような事態になったのか経緯を明らかにした。
宿敵パドレスとの今季最終戦の最終回、大谷は打席に入る直前に、ネクストバッターズサークル付近で野次を飛ばす男性と何やら言葉を交わした。右中間に45号を放ってダイヤモンドを1周した後、大谷はベンチに戻る直前に男性に対して右手を差し出し、ハイタッチ。さらに肩をポンと叩くいう異例の行動を取り、話題となった。
パドレスの帽子をかぶって観客席にいた男性は、ポッドキャスト番組「ドジャース・ダグアウト」に出演するまでに話題の人物になっていた。「電話がヤバいことになっている」と一躍して有名人になってしまったことを明かした上で「私は全然野球ファンではない。楽しもうぜ、という感じだった」とも語り、あまり野球には詳しくはなく、軽いノリで最前列の客席にいたと主張した。
問題の場面で大谷に何を言ったのかを問われると、男性は「彼は巨大だよね。最初に私が伝えたのは『(映画俳優の)ザ・ロックとジェット・リーを組み合わせたような感じだね』だったかな。それが彼に伝えた最初の一言だった。なぜなら、彼はとにかくデカかったから」と回答。観客席からの声について「ほとんどの選手は集中している。だから彼らには聞こえていることはわかるけど、目の前にいても、言われたことに対して彼らは注意はしていないと思う」と持論を述べた。
だが、近くに座っていた義兄弟から「オオタニは最近調子が良くないんだ。直近10打数無安打なんだよ」と聞いたことで、ついつい調子に乗って饒舌に。男性は大谷が打席を控えていた際に「おいピッチャー、とりあえずこの(大谷の前の)打者を切り抜けろ! 次に打席に入る男(大谷)は10打数無安打だから、絶対大丈夫だ! とにかくこの男を乗り切ってくれ!」と野次を飛ばしたという。
すると、その野次は大谷にも聞こえたようだった。「そしたら、彼がほんの少しだけ(睨みつけるように)見てきて。そして前の打者が本塁打を打って、オオタニが振り返って私の目を覗き込むようにして見て、指差していた」と男性は振り返った。その時「しまった!」と感じたといい、「死ぬほど笑ったよ。おもしろかったね。(大谷への野次は)そう言う感じで始まったのさ」と経緯を明かした。
この男性の態度も大谷に火をつける一つの要因となったのか。9回に45号が生まれ、新たな“神対応”の伝説を生むことにつながった。
(Full-Count編集部)