大谷翔平、投げ切った直後まさかの表情 「ここでしか見られない光景」力投の余韻なく

ベンチへ戻るドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ベンチへ戻るドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

初めて5回を投げ終え息をつく暇もなく…

【MLB】ドジャース 5ー1 レッズ(日本時間28日・ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、本拠地でのレッズ戦に「1番・投手兼指名打者」で出場し、復帰初めて5回を投げ切り、9奪三振1失点だった。5回を投げ終えた直後の攻撃では先頭打者となり、その際の慌ただしい様子を実況席も報じた。

 5回のマウンドでは、1死からマクレーンをスライダーで空振り三振に仕留めるなど、3者凡退に仕留めた大谷。ベンチに下がる際、大谷は額の汗を拭いながら、ゆっくりと歩いていたところ、急に何かを思い出したような表情で小走りになってベンチへ戻った。裏の攻撃では先頭打者だったため、息をつく暇もない様子だった。

 この大谷の表情に地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」も注目。実況のジョー・デービス氏は「『よっしゃ。5イニングを投げ切って、今日の仕事も終わ…あ、違った! 急いで防具を装着しなきゃ、先頭打者なんだ!』って感じでしたね!」と大谷の心境を代弁した。レッドソックスやドジャースなどで活躍した解説のノマー・ガルシアパーラ氏は「ええ! 貴方の言う通りです! 彼はきっと、どれほど重要なイニングだったか振り返っているのでしょう! そして、一息つこうとしていますね」と語った。

 デービス氏が「ここでしか見られない光景です」と表現すると、ガルシアパーラ氏も「第1打席でも同じ現象が起きましたね。投げた直後に、先頭打者を務めましたから。素振りをしなかったんですよ。防具を装着していましたからね」と、その慌ただしい様子を伝えた。

 レッズ側の放送局「ファンデュエル・スポーツネットワーク・オハイオ」も、大谷の動きを実況。実況のジョン・セイダック氏は「『ああ、そうだった、僕は先頭打者だった』って感じでしたね」とコメント。レッズOBで解説者のジェフ・ブラントリー氏も「ハハハ『ヘルメット取りに行かないといけない』って感じでしたね!」と、投打二刀流ならではの状況に関心を示していた。

(Full-Count編集部)

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