侍U18で輝く“逸材”「かなりの能力がある」 井端監督も高評価「大学生に見劣りしない」

マルチ安打を放った横浜・阿部葉太【写真:加治屋友輝】
マルチ安打を放った横浜・阿部葉太【写真:加治屋友輝】

侍U-18高校代表は大学代表との壮行試合を行った

 レベルの高い選手が集まった。「ラグザス presents 第32回 WBSC U-18 野球ワールドカップ」に出場する侍ジャパンU-18日本代表は31日、沖縄セルラースタジアム那覇で大学日本代表との壮行試合を行った。試合にはトップチームの井端弘和監督も観戦に訪れ、高校生のレベルの高さを称賛した。

 甲子園で活躍したスターを中心に選び抜かれた20人。その中でも特に注目が集まるのは、甲子園優勝投手の末吉良丞投手(沖縄尚学)だ。2年生で唯一の選出となった大型左腕。この日の登板は無かったが井端監督からは「体もがっしりしていて、テレビ画面越しでもスピード感、力強さがある。もう1年あるので、どこまで伸びるのか楽しみ」と高評価を得た。

 さらに、3回(インタビュー時)までに2安打を放ち、主将としてチームを引っ張る阿部葉太外野手(横浜)についても「体ががっしりしていますね。厚みがって大学生に見劣りしない。素晴らしいなと思います」と体格を褒め、「大学生のスピードに対応できるのはかなりの能力があるなと思います」と能力も絶賛した。

 また、アンダー世代の選手を見る際には自身のプレー経験から二遊間の選手が気になると話してきた井端監督は「才能がありますね。スピードもありますし、守備も断然レベルが高いなと」とU18の二遊間に笑みをこぼした。

「みんな楽しみですし、今後その世代を引っ張ってほしい。そして後にトップチームでも引っ張ってくれたら嬉しいなと思います」

 U-18代表は、9月2日には沖縄県高校選抜チームと壮行試合を行い、5日から2023年の前回大会に続く連覇を目指してワールドカップに臨む。

(木村竜也 / Tatsuya Kimura)

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