大谷翔平がMVP最有力も…「形勢は一気に変わる」 米記者が見たシュワーバーの“勝機”

ボブ・ナイチンゲール記者が占ったMVPの行方
シーズン最終盤に突入したメジャーリーグではMVP争いが激化。ナ・リーグでは、ドジャース・大谷翔平投手とフィリーズのカイル・シュワーバー外野手の構図で語れることが増えた。米敏腕記者は大谷が最有力としつつも、シュワーバーの“勝機”を分析している。
米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者が8月31日(日本時間9月1日)、「MLBシーズン最終月の9つの疑問:MVP争い、崖っぷちの監督たち」との見出しで9つの争点を占った。最初にピックしたのがMVP争いで、ア・リーグではマリナーズのカイル・ローリー捕手とヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手、ナ・リーグでは大谷とシュワーバーが「一騎打ちとなっている」とした。
ナイチンゲール記者は「ナ・リーグはオオタニがリードしている」としながらも、「もし終盤で調子を落とし、シュワーバーが本塁打60本に迫るようなら、形勢は一気に変わる」と今後の爆発次第ではまだ分からないと見ているようだ。一方でローリーvsジャッジに関しては「残り1か月を切った時点で完全な五分五分の戦い」とした。
シュワーバーは28日(同29日)のブレーブス戦でMLB史上21人目の1試合4本塁打と大爆発、9打点は球団新記録だった。8月を終えて49本塁打&119打点のリーグ2冠。一方で大谷は“無冠”。それでも、同記者は「オオタニが打撃ペースを維持し、直近登板のような投球も続ければ、5年間で4度目のMVPは確実だ」と強調した。OPSなどで大谷が勝っており、「両者ともDHだが、オオタニの二刀流はMVP争いにおいて常に決定的な強みとなる」と結んでいる。
(Full-Count編集部)