HR直後に緊急事態…異例の乱闘勃発 ベンチ総出の殴り合いに球場騒然、3選手が退場

ロッキーズとジャイアンツ対戦で
【MLB】ロッキーズ ー ジャイアンツ(日本時間3日・デンバー)
殴り合いの大乱闘だ。2日(日本時間3日)にロッキーズの本拠地で行われたジャイアンツ戦でド派手な乱闘劇が繰り広げられた。
初回からいきなりヒートアップした。無死一塁でジャイアンツのラファエル・デバース内野手がカイル・フリーランド投手から右越え30号2ランを放った。
ゆっくりと確信歩きを始めたデバースに向かって、フリーランドが強い口調で言葉を発しながら詰め寄ると、通算230本塁打を誇るデバースも一塁ベース付近で立ち止まり険しい表情で呼応。審判らが間に止めに入るが、ベンチから飛び出した両軍の選手らはあっという間にマウンド付近に駆け寄り、一斉に殴り合いが始まった。死球や接触プレーなどで乱闘が起こることはあるが、打者が本塁打を放ちベースを回っている最中に起きる乱闘は異例と言える。
試合開始早々の大乱闘劇。ジャイアンツの地元放送局「NBCスポーツ・ベイエリア」の実況は「デバースがベースを回る際、フリーランドは不満に思っていました。そして殴り合いです。なんてことだ」と伝えた。フリーランドは退場処分となった。ジャイアンツからはウィリー・アダメス内野手とマット・チャップマン内野手も退場となるなど、計3選手が“宣告”を受ける大荒れの試合となっている。