7年364億円の大型契約も…わずか1勝&期間中に引退 球団には今も残る巨額の“負債”160億円

ナショナルズ時代のスティーブン・ストラスバーグ【写真:アフロ】
ナショナルズ時代のスティーブン・ストラスバーグ【写真:アフロ】

米メディアが“年俸もらいすぎ”選手を選出

“ガラスのエース”に辛辣な評価が下された。米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は「MLB2025年 オール・オーバーペイド(年俸もらいすぎ)チーム」として、各ポジションから該当選手を選出。投手部門で、ナショナルズと2020年から7年2億4500万ドル(約364億円)で契約延長しながらも、怪我の影響で2024年シーズン開幕後に引退したスティーブン・ストラスバーグ氏を「完全にドブに消えたコスト部門」で紹介している。

 2019年のワールドシリーズMVPを獲得するなどナショナルズで通算113勝を挙げた豪腕は翌年から7年2億4500万ドルで契約延長。しかし、その後は度重なる怪我により登板機会が激減し、最終的に同契約期間中に投げたのはわずか31回1/3で1勝4敗、防御率6.89という成績にとどまった。

 2024年の開幕前に引退したが「ワシントンは彼への支払いを続けている」と同メディアは報道。契約の大部分は後払い方式となっており、現役を離れた今もなお、ナショナルズの年俸総額にはストラスバーグ氏への報酬が重くのしかかっている。

 その金額は今シーズン終了後もなお、残り1億760万ドル(約160億円)にのぼるという。すでにユニホームを脱いだ右腕との“契約の代償”が、球団の財政に長期的な影響を与え続けている。

(Full-Count編集部)

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