大谷翔平、菅野智之から豪快47号 球団最多タイ12本目の先頭打者弾…トップに2本差、敵地騒然

菅野智之とは10年ぶり対決
【MLB】オリオールズ ー ドジャース(日本時間7日・ボルティモア)
ドジャースの大谷翔平投手は7日(日本時間8日)、敵地で行われたオリオールズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、第1打席で菅野智之投手から5試合ぶりとなる47号先頭打者弾を放った。この一撃でリーグトップのカイル・シュワーバー外野手(フィリーズ)に2本差に迫った。
メジャー初対決で、いきなり一撃を見舞った。菅野が投じた2球目のシンカーを捉え、そのまま右中間スタンドに着弾。打球速度109.8マイル(約176.7キロ)、飛距離411フィート(約125.3メートル)、角度23度一発で、先頭打者本塁打は今シーズン12本目。2023年のムーキー・ベッツと並び球団最多タイ記録となった。シュワーバーが昨季記録したメジャー記録の15本にも3本差に迫った。
菅野とはNPB時代の2015年の6月10日に対戦しており、2打数2安打1四球という結果。10年ぶり2度目の対決となった。
2日(同3日)のパイレーツ戦では自己最速となる120マイル(193.1キロ)で右翼席へ突き刺す46号を放った。3日(同4日)は投手として登板予定だったが、体調不良で登板を回避。しかし、5日(同6日)は先発予定だったタイラー・グラスノー投手に代わって先発マウンドに上がり、4回途中70球を投じて無失点だった。前6日(同7日)は初回に右前打を放つなど5打数1安打1打点だった。
8月28日(同29日)には45本塁打で並んでいたカイル・シュワーバー外野手(フィリーズ)が1試合4本塁打を放ち、一気に49本と引き離された。だが、大谷も再び2本差まで迫り、両選手の“MVPレース”も注目される。リーグ全体ではマリナーズのカル・ローリー捕手に5本差となっている。
試合前の時点で打率.276、46本塁打、88打点。リーグトップのOPS.984とメジャートップの125得点をマークしている。チームは6日(同7日)に山本由伸投手が9回2死まで無安打の好投から一転、リリーフが打たれ悪夢の5連敗を喫しており、大谷の一打で連敗脱出へ弾みをつけたいところだ。