ロバーツ監督、佐々木朗希は「難しい」 懸念する球速低下…見えぬメジャー復帰

ドジャース・佐々木朗希【写真:荒川祐史】
ドジャース・佐々木朗希【写真:荒川祐史】

ロバーツ監督が明かした佐々木朗希の現状

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が出演する新しい未来のテレビ「ABEMA」のインタビュー企画「おはようロバーツ」が8日に公開された。指揮官は、右肩のインピンジメント症候群で負傷者リスト(IL)入りしている佐々木朗希投手の“現状”について言及した。

 佐々木は2日(同3日)のアストロズ傘下3Aシュガーランド戦で4度目のリハビリ登板。5回を投げ切ったが、初回に2本の本塁打を浴びて4失点。最速は96.9マイル(約155.9キロ)、防御率7.07となっていた。

 ロバーツ監督は佐々木の現状を「球速がまだ完全には戻っていない、制球も十分ではない」と指摘。「だから今年は朗希にとって学び、経験の年だと見ている。現状ではまだまだ準備は整っていないと思う」とメジャー復帰へ万全ではないとした。

 3Aでの登板では、最速98.8マイル(約159キロ)を記録するも「コントロールが伴っていない。その後球速を落としてストライクを取りにいっていた。球速を上げてコントロールできるようにすべきだ」と課題を述べ、「マイナーで圧倒的でなければ、メジャーの打者を圧倒するのは難しい」と語った。

 ドジャースの先発には、山本由伸、大谷翔平、クレイトン・カーショー、タイラー・グラスノー、ブレイク・スネル、エメ・シーハンと6人の投手が揃っている。「朗希が先発として入るのは難しい」とコメントしつつ、「でもそれを挑戦と捉えて先発の座を勝ち取ってほしい。結果を出して先発を勝ち取る才能がある」と期待を寄せた。ロバーツ監督は中継ぎとしての起用も否定。当面は3Aで結果を出し、先発としてメジャー復帰を目指す。

(Full-Count編集部)

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