侍U-18が逆転勝利で全勝対決制す 延長8回の激闘…米国代表は監督が判定に激昂で退場に

米国代表戦に出場した侍J・横山悠【写真:加治屋友輝】
米国代表戦に出場した侍J・横山悠【写真:加治屋友輝】

延長8回に一挙5得点

 侍ジャパンU-18日本代表は11日、沖縄セルラースタジアム那覇で行われた「ラグザス presents 第32回 WBSC U-18 野球ワールドカップ」スーパーラウンド初戦で米国代表と対戦し、延長8回に勝ち越しを決め、6-2で勝利した。6回まで無得点に抑えられていたが、最終回の7回に同点に追いつき、延長8回に勝ち越し。土壇場で逆転勝利を収めた。

 3回まで互いにノーヒットが続く投手戦となった。打線は4回に高畑知季内野手(東洋大姫路)、阿部葉太外野手(横浜)の連打でチャンスを作るも無得点。一方で先発した末吉良丞投手(沖縄尚学)は初回こそ、制球に苦しみ2四球でピンチを迎えたものの、その後は5回1死でマウンドを降りるまで無安打に抑え、米国打線を寄せ付けなかった。

 しかし、その後2番手の早瀬朔投手(神村学園)が初安打を許すと守備のミスから先制を許す。それでも打線は意地を見せた。阿部、奧村凌大内野手(横浜)が連続出塁。さらに犠打で1死二、三塁とすると、横山悠捕手(山梨学院)が適時右前打を放ち同点に追いついた。

 さらに大会規定によりタイブレークで行われた延長8回、四球で無死満塁とすると、岡部飛雄馬内野手(敦賀気比)が右翼手の頭を越える走者一層の適時二塁打を放ち、勝ち越しに成功。土壇場の逆転劇で劇的勝利を収めた。米国代表は延長8回、判定に激昂した監督が退場処分を受けた。

 スーパーラウンド初戦を白星で飾った侍U-18代表は、12日にオープニングラウンドのBグループを3位で通過したパナマと対戦する。悲願の連覇へ、白星を積み重ねる。

(Full-Count編集部)

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