野手登板の30歳が「ブルペンの救世主?」 まさかの“魔球”に衝撃「ちょっとダルぽい」

北村は巨人時代の2023年9月2日DeNA戦以来のマウンド
■DeNA 10ー2 ヤクルト(12日・神宮)
日本では珍しい光景だった。ヤクルトは12日のDeNA戦(神宮)、9回のマウンドに野手の北村拓己内野手を送った。投手交代に場内はどよめきが起きたが、投球の“質”にもファンは驚き。「ブルペンの救世主?」「めっちゃいい球だわ」と目を見開いた。
1-9と大量リードを許した9回、北村が神宮のマウンドに上がった。巨人時代の2023年9月2日DeNA戦に次いで自身2度目の登板は、先頭の林に4球目の直球を中前に運ばれたものの、続く石上をスライダーなどで追い込み、最後は134キロの直球で空振り三振に仕留めた。その後は犠飛で失点したものの、1イニングで打者6人に18球を投げ、2安打1奪三振1四球だった。
メジャーリーグでは大差のついた展開で野手が登板するのは珍しくないが、NPBでは年に一度あるかないか。何より北村はコンパクトなテイクバックから138キロを投げるなど、切れ味鋭いボールが光った。
ヤクルトファンも驚いたようで「え、めっちゃ良くね?」「出どころも見づらそうだし普通にいい球放ってて草」「普通に本職の投手で笑う」「キレッキレで草」「ピッチング洗練されてきてるやんけ」「ちょっとダルっぽい」などと称賛の声が寄せられた。