カーショーも未達成…山本由伸が掘り起こした伝説の偉業 まさかの未勝利も衝撃の記録

ジャイアンツ戦に登板したドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】
ジャイアンツ戦に登板したドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】

先発して2試合連続7回1安打以下は1925年のダニー・バンス以来

【MLB】ジャイアンツ 5ー1 ドジャース(日本時間13日・サンフランシスコ)

 ドジャース・山本由伸投手は12日(日本時間13日)、敵地のジャイアンツ戦に先発し、7回10奪三振1安打1失点の好投を見せた。チームはまさかのサヨナラ負けと快投を白星では飾れなかったが、エースとして様々な記録を打ち立てた。中には100年ぶりの偉業も生み出したようだ。

 初回に先制点を奪われたが、すぐに立て直した。7回まで6イニング連続で3者凡退、20者連続アウトを奪う快投。前回6日(同7日)の敵地オリオールズ戦では9回2死までノーヒットノーランを継続したが、直近2試合は15回2/3を投げて被安打2、2失点、2四球20三振と圧倒的な数字が並んでいる。

 山本はこの日の登板を終え、シーズンでは162回1/3イニングを投げた。メジャー2年目にして規定投球回をクリアし、ドジャース投手としては実に3年ぶりの規定到達者となった。また、8月31日(同9月1日)のダイヤモンドバックス戦から3試合連続の2桁奪三振を記録。3試合連続で7イニング以上を投げて10奪三振以上は、2017年のクレイトン・カーショー投手以来、球団8年ぶりのことだった。

 さらに“白黒世界”の記録も掘り起こした。ポストゲーム・ノーツによると、先発で2試合連続7回を投げ切っていずれも1安打以下は、1925年のダジー・バンス以来100年ぶりの快挙となった。バンスは9月8・13日に同記録を達成。いずれも9回完投、13日にはノーヒットノーランを達成して白星を手にした。一方で山本は惜しくも未勝利、快挙も持ち越しとなったが、直近の登板はあまりに鮮烈なインパクトを残している。

(Full-Count編集部)

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