大谷翔平の特大弾で「落ち込んでいるかも」 “偉業”に大喜びも…ド軍放送局が心配したワケ

大谷翔平の特大弾に爆笑するしかない放送席
【MLB】ジャイアンツ ー ドジャース(日本時間14日・サンフランシスコ)
ドジャースの大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、敵地でのジャイアンツ戦に「1番・指名打者」で出場し、5試合ぶりとなる49号を放った。今季チーム最長となる454フィート(約138.4メートル)という驚異的な飛距離に、実況席もジョークを飛ばすしかなかった。
1-4と3点を追う3回無死、ウェブの投じた2球目の変化球を捉えると、打球はバックスクリーンまで届いた。本塁打数争いでリーグトップのカイル・シュワーバー外野手(フィリーズ)に、再び2本差と迫る豪快弾だった。
地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」実況のスティーブン・ネルソン氏は「オオタニの打球は真っすぐ飛ぶ! 遠くまで飛んだ! 49号です」と着弾までの様子を伝えた。球団OBのオーレル・ハーシュハイザー氏は「ビューティフルなスイング。そして、壮大な一発でした。彼は確信していました。私たちもジャイアンツも確信していました。ワオ!」と興奮した様子で伝えた。
しばらくしてネルソン氏は「オオタニの本塁打で少し落ち込んでいるのは、アレックス・コールかもしれません。なぜならショウヘイは454フィートを打ちましたから、1フィート(約30.5センチ)差でコールを抜いて今シーズンチー最長弾になったからです。彼は453フィート(約138.1メートル)(の本塁打)を打っていました」と話し、苦笑い。コールが8月19日(同20日)に放った今季チーム最長弾の記録が、大谷によって塗り替えられたことを伝えた。
これにはハーシュハイザー氏も「野球界の順序が元通りになりました」とジョークで応じた。ネルソン氏は「コールがコロラドで453フィート弾を打った翌日、私たちは(今シーズン)最長本塁打のテロップを作成しました。そのスクリーンショットがコールの元まで届いたのですが、彼は『スクリーンショットをして家に飾るかも』と、私に冗談を言ってききたんです」と明かし、放送席は爆笑に包まれていた。
(Full-Count編集部)