韓国メディア怒り「判定の犠牲に」 出場減…ド軍キムへの“仕打ち”は「理不尽」

ジャイアンツ戦に途中出場したキム・ヘソン
ドジャースのキム・ヘソン内野手の現状を母国メディアが不安視している。14日(日本時間15日)にはジャイアンツ戦に8回の守備から出場。打席も回ってきたが、厳しい判定で見逃し三振に倒れた、韓国メディア「スポーツ朝鮮」は、「冷たい仕打ちを受けているだけでも不本意な中で、理不尽な判定の犠牲となった」と伝えた。
キムは9月に左肩の負傷から復帰。右投手が先発する3試合でスタメン起用されながらも、復帰後は打率わずか.071(14打数1安打)にとどまっている。シーズン序盤は打率.304と好成績だっただけに、物足りない結果だ。
ジャイアンツ3連戦ではイ・ジョンフ外野手との対決も注目されたが、キムは1試合に途中出場したのみでカードを終えた。「スポーツ朝鮮」は、「韓国人親友対決が期待されていたが、キム・ヘソンのチーム内での立場が急激に弱まった。ヘソンは試合勘を取り戻すのに苦しんでいる。監督が信頼を置くのは難しく、さらにベンチで待機する時間が増えることで打撃感覚が悪化するという悪循環に陥っている」と伝えた。
9回に回ってきた打席では、カウント3-2まで粘ったが、10球目の高めシンカーで見逃し三振に。MLB公式サイトのチャートでも完全なボールゾーンの1球で、厳しい判定だった。同メディアは「久々の打席で6本ものファウルを放ち、粘り強さを見せながらつかみかけた出塁機会を、誤審で奪われた格好だ。悔しさに眠れない夜を過ごすことになりそうだ」と綴った。
復帰直後の取材対応では、左肩の負傷により、リハビリゲームではバッティングへの影響を感じていたと明かしたキム。復帰前の打撃を取り戻し、立場を確立できるか。