佐藤輝明は「抑えられない」 通算2133安打男も“ドン引き”…理不尽弾は「ちょっとお手上げ」

阪神・佐藤輝明【写真:小林靖】
阪神・佐藤輝明【写真:小林靖】

38本塁打&96打点はリーグ2冠

 名打者も脱帽した。阪神・佐藤輝明内野手が15日、甲子園で行われた中日戦で2打席連発となる38号2ランを放った。「なんでこれで入るねん」「意味わからん」と話題を呼んだ衝撃弾。NHK中継で解説を務めていた宮本慎也氏も“同じ気持ち”になったようだ。

 佐藤輝は初回に左中間フェンス直撃の先制適時打をマークすると、1点リードの3回、松葉のチェンジアップをバックスクリーン右へ運び、9試合ぶりの一発を放った。さらに5回、2死一塁の第3打席だった。外角球を振り抜いた打球は逆方向へ勢いよく飛んでいきそのままスタンドイン。“軽打”で柵越えとした。

 この試合では、NPB通算2133安打&ゴールデン・グラブ賞10度の宮本氏が解説していた。佐藤輝の38号が飛び出すと、実況から「ちょっと驚いたような表情を見せられていましたけども」と振られ、宮本氏は「もうこれやられたらもう多分抑えれないです」と脱帽した。「本当に(ボールに)合わせてるんですよね。こうやって上に上がったら……そんなギリギリでもないですね。普通に入ってます。もうちょっとお手上げですね」と苦笑していた。

 佐藤輝は38本塁打&96打点はともにプロ野球トップと、今季の成績は文字通り圧倒的だ。本塁打数2位の同僚・森下翔太外野手とは実に17本差。阪神では1986年のランディ・バース以来となる、39年ぶりの本塁打王は確実な情勢だ。

(Full-Count編集部)

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