大谷翔平、52号逆転3ラン カーショーと笑顔で抱擁、シュワーバーに1本差…2戦ぶり一発に本拠地熱狂

本拠地でのジャイアンツ戦に「1番・指名打者」で出場
【MLB】ドジャース ー ジャイアンツ(日本時間20日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地のジャイアンツ戦に「1番・指名打者」で先発出場。2試合ぶりとなる52号3ランを放った。逆転の一発でリーグトップのカイル・シュワーバー外野手(フィリーズ)に1本差と迫った。
1点を追う5回2死一、二塁で迎えた第3打席。左腕レイの外角高めの153キロを捉えると打球は逆方向の左翼席に飛び込む逆転3ランとなった。打球速度100.2マイル(約161.26キロ)、飛距離370フィート(約112.78メートル)、角度30度の打球に、球場は大歓声に包まれた。
この日は、今季限りでの現役引退を表明しているカーショーが、レギュラーシーズンの本拠地最終登板。レジェンド左腕に捧げる豪快弾となり、カーショーはダイヤモンドを一周しベンチに戻った大谷を笑顔でハグし感謝を示した。
特別な一戦で飛び出した大谷の一発にドジャースタジアムが揺れた。大谷の本塁打は17日(同18日)のフィリーズ戦以来。すでにシーズン50本塁打の大台をクリアし、2年連続での到達はメジャー23年ぶり史上6人目の偉業だった。また、「チーム加入から2シーズンでの通算本塁打数」では計107本塁打とし、歴代2位のアレックス・ロドリゲス(2001~02年レンジャーズ/109本)に2本差に迫った。
リーグの本塁打王争いはシュワーバーが53本でトップ。メジャー全体ではカル・ローリー捕手(マリナーズ)が56本を放っている。大谷はこれで年間54発ペースとした。
試合前の時点で150試合の出場で打率.283、51本塁打、95打点。OPS1.012はリーグトップ、138得点はメジャー全体でトップに立っている。