大谷翔平の52号にLA記者感慨　カーショー降板直後…「史上最高が史上最高を助けた」

シュワーバーに1本差に迫った

【MLB】ドジャース ー ジャイアンツ（日本時間20日・ロサンゼルス）

　ドジャース・大谷翔平投手は19日（日本時間20日)、本拠地のジャイアンツ戦に「1番・指名打者」で先発出場。2試合ぶりとなる今季52号を放った。リーグトップのカイル・シュワーバー外野手（フィリーズ）に1本差。LA記者は千両役者の活躍に感動せざるを得なかった。

　ドジャースタジアムが揺れた。1-2とリードを許して迎えた5回、2死一、二塁からサイ・ヤング賞左腕のロビー・レイが投じた高めフォーシームを振り抜いた。逆方向へ突き刺さった打球は、打球初速100.2マイル（約161.26キロ）、飛距離370フィート（約112.78メートル）、角度30度の豪快な一打だった。

　この日は前日に引退を表明したクレイトン・カーショー投手の本拠地シーズン最終戦だった。直前の5回には1死から途中降板しており、大谷はベンチで抱擁を交わしていた。

　米メディア「ドジャース・ネーション」のノア・カムラス記者は大谷の52号直後、「ショウヘイ・オオタニはクレイトン・カーショーのドジャースタジアム最終登板を黒星で終わらせるつもりはなかった。今季52号となる3ランを放ち、試合は一気にドジャースが4-2と逆転」と綴ると、「“史上最高”が“史上最高”を助けた瞬間だった」と感慨にふけっていた。

（Full-Count編集部）