田中将大、日米通算200勝ならず 打線が初回に先制も…2被弾で逆転許し6回途中5失点

6回に細川に適時三塁打を浴び無念の降板
■中日 5ー2 巨人(21日・バンテリンドーム)
巨人・田中将大投手が21日、バンテリンドームで行われた中日戦で今季9試合目の先発マウンドに上がった。初回に打線が2点を先制するも、2回に逆転を許し6回途中5失点で降板。日米通算200勝に王手をかけてから3度目の挑戦だったが、またしてもお預けとなった。
田中将は初回、簡単に2死を奪うも3番・上林に右翼席に16号ソロを浴び1点差に詰め寄られた。2回には先頭の福永に四球を与えると、8番・石伊に左翼席に3号2ランを浴び、あっという間に逆転を許した。
3回以降は中日打線を3イニング連続で3者凡退に抑えるも、6回1死から上林に安打を許すと4番・細川に適時三塁打を打たれたところで降板となった。打線は初回に2点を先制するも、中日先発の大野の前に2回以降は得点を奪うことができなかった。田中将は5回1/3を投げて5安打4奪三振5失点、防御率は5.31となった。
今季から巨人に加入した田中将は8月21日のヤクルト戦で5回1失点で2勝目をあげて偉業に王手をかけたが、28日の広島戦は2回6安打5失点で敗戦投手に。9月15日のDeNA戦では今季最長の6回を投げ2失点も、味方の援護がなく3敗目を喫していた。
これまで日米通算200勝を達成したのはダルビッシュ有、黒田博樹、野茂英雄の3人のみ。田中将はメジャーで78勝、NPBで121勝をマークしているが、この日の登板でも白星を手繰り寄せることができなかった。
(Full-Count編集部)