佐々木朗希なら「できる」 ド軍監督が異例の熱弁…MLB復帰へ求める“条件”

球速、ストライクが入るか、空振り取れるか「何でもやるという姿勢を」
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は21日(日本時間22日)、救援としてメジャー復帰を目指す佐々木朗希投手について熱弁を振るった。この日は傘下3Aオクラホマシティの一員としてタコマ戦に救援登板する。「今日は1イニングを投げる。内容を見て、来週どのように起用できるかを検討する」と語った。
18日(同19日)のタコマ戦で日米通じて初の救援登板。5回に登板して1回2奪三振1四球で無失点に抑えた。最速100.1マイル(約161.1キロ)だった。ロバーツ監督は「ストライクが入らなければ、彼の提供できるものは限られる。でも、ストライクさえ入れば無限の可能性がある」と断言した。
この日の救援登板の評価するポイントについては「これまでやったことのない役割にどう対応できるかを見ないといけない。イニングをまたぐこと自体は経験があるが、今回は木曜と日曜で登板間隔が短い。基本的には1イニング限定になると思う。ただ、ポストシーズンは予測不能だからね」と先を見据えた。
佐々木に求める条件についても言及。「球速、ストライクが投げられるか、空振りを奪えるか、そして精神的に救援登板を受け入れて打者に向かっていけるか。これらを見たい。うまくいけば、来週もチャンスを与えることになるだろう」と挙げた。さらに「一番大事なのは『ポストシーズンのロースターに入るためなら何でもやる』という姿勢を持っていること。投げるのは先発でも救援でも同じ。彼ならできると思っている」と期待を込めていた。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)