大谷翔平、復帰後初の6イニングに手応え「ステップ踏めた」 明かした解禁の裏側「チーム状況も加味」

試合後、取材に応じたドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】 
試合後、取材に応じたドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】 

敵地・ダイヤモンドバックス戦に「1番・投手」で投打同時出

【MLB】Dバックス 5ー4 ドジャース(日本時間24日・フェニックス)

 ドジャースの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、敵地・ダイヤモンドバックス戦で今季最長6回を投げて8奪三振5安打無失点と好投した。試合後には「今シーズンの最終登板の前に最終的なステップが踏めたっていうのは、プラスのことかなと思います」と振り返った。

 初回、2回と3者凡退の立ち上がり。3回先頭・トーマスの打球速度105.8マイル(約170.3キロ)の強烈なピッチャー返しを左手に受けたものの、このまま続投。続くマッキャンから3者連続で空振り三振を奪った。

 4回は先頭マルテに中前打を許したが、続くキャロルを最速101.2マイル(約162.9キロ)で見逃し三振に。後続を3人で切った。5回1死一塁ではマッキャンを投ゴロ併殺打に打ち取り、右手にガッツポーズを作った。6回2死一、二塁ではモレノを中飛に打ち取ってピンチを脱した。6回91球を投げて5安打無失点。8奪三振無四球だった。

 前回登板では5回無安打でも降板していたが、この日は一転、復帰後初の6回のマウンドにあがった。「もともと今年は5回くらいというので、最後まで投げれればOKという話だった。リハビリとしてはOKじゃないかなという話から始まっていましたけど。チーム状況も加味して、昨日ミーティングして、球数100球はないかなと言っていましたけど、いけるのであれば6回までいきたいなというミーティングをしました」と説明した。

 メジャー通算100試合目の登板。2023年9月の右肘手術後初めてクオリティスタート(QS)を達成した。また、8月27日(同28日)の本拠地・レッズ戦の4回からの連続イニング無失点を16回2/3に伸ばした。

 2勝目の権利を持って降板したが、救援陣が崩れ、9回2死の“あと1アウト”というところで勝ち星が消滅。チームはそのまま逆転サヨナラ負けを喫した。

 しかし、救援陣がまたも誤算だった。4-0で迎えた7回から左腕・ドレイヤーが登板。2死一塁からマッキャンに中越え適時二塁打を浴びると、3番手のエンリケスがデルカスティーヨに右越え2ランを浴びた。8回にはベシアが無失点で切り抜けるも、9回にはスコットが四死球からピンチを招き、バロッサに同点犠飛、ぺルドモにサヨナラ打を浴びた。

(Full-Count編集部)

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