“守護神・佐々木朗希”に現実味 米識者も主張…壊滅ド軍ブルペンと異なる資質

「MLBネットワーク」で議論が交わされた佐々木朗希の起用法
【MLB】ドジャース 5ー4 Dバックス(日本時間25日・フェニックス)
ドジャース・佐々木朗希投手が24日(日本時間25日)、敵地で行われたダイヤモンドバックス戦の7回に2番手として登板。約4か月ぶりのメジャーのマウンドで1回を2奪三振無失点の好投を見せた。5月中旬から右肩インピンジメント症候群で負傷者リスト(IL)入りしていたが、帰ってきた右腕の起用法について、「MLBネットワーク」で解説を務めるトム・べルドゥッチ氏は「ロウキ・ササキがクローザーでも私は驚かないだろう」と発言した。
「MLBネットワーク」は24日(同25日)、佐々木朗希の“起用法”について議論を交わした。司会を務めるローレン・シェハディさんが「ドジャースのリリーフ陣は時折苦戦しています。ポストシーズンに入ったら彼(佐々木)がドジャースの答えになりうるでしょうか」と投げかけると、べルドゥッチ氏は「答えはイエスです。(佐々木が答えに)なりえます。私は彼が今週2度登板すると思います。ともに重要な場面になるでしょう。そして私はロウキ・ササキがドジャースのクローザーになっても驚きません」と見解を示した。
続けてべルドゥッチ氏は「彼は3Aではリリーフ登板で100マイルに届いた。ドジャースが彼を(マイナーで)リリーフ起用したのは偶然ではありません。彼らはこの方法で機能するか知りたかったのです。現状ではタナ―・スコット、ブレイク・トライネンが試合の最後で信頼できるとは思えません。ササキは(抑えが)できる球を持ち合わせています」と熱弁。4年7200万ドル(約107億円)契約を結んだスコットら実績のある救援投手らが苦しい状況にいるだけに、佐々木の抑え投手としての可能性を訴えた。
佐々木はこの日のダイヤモンドバックス戦で2番手として登板。メジャーで初めての救援登板だったが、1イニングを3者凡退。2奪三振で最速は99.8マイル(約160.6キロ)を記録した。
佐々木が降板した直後の8回、救援陣が3点を奪われ同点に追いつかれただけに、ポストシーズンに向けてブルペンの立て直しは急務。べルドゥッチ氏が「私はササキがドジャースの選択肢になりうると思います」と語った通り、ポストシーズンでのロースター入りも含め、ドジャース投手陣の“切り札”になる可能性は残されている。
(Full-Count編集部)