ロバーツ監督が絶賛した“朗希の3球” 60発男を翻弄…魂の勝負を「見たいと思っていた」

ドジャース・佐々木朗希【写真:ロイター】
ドジャース・佐々木朗希【写真:ロイター】

佐々木朗希はオールスプリットでローリーから3球三振

【MLB】ドジャース 3ー2 マリナーズ(日本時間27日・シアトル)

 魂の3球を絶賛した。ドジャースの佐々木朗希投手は26日(日本時間27日)、敵地でのマリナーズ戦に2点リードの7回から5番手で救援登板すると、1回1安打無失点だった。メジャートップの60本塁打をマークするカル・ローリー捕手から3球三振を奪った場面を、デーブ・ロバーツ監督が称賛した。

 先頭打者から三ゴロ、空振り三振。続くアロザレーナに100.1マイル(約161.1キロ)のフォーシームを捉えられ左越え二塁打とされ、ローリーを迎えた。一発が出れば同点という場面で、佐々木は3球連続でスプリットを投じた。

 最後は85.8マイル(約138.1キロ)を計測し、鋭い落差にローリーはスイングしたバットを止めることはできなかった。ロバーツ監督は本塁打キングとの対決について「良かったよ。あの対戦を見たいと思っていた。彼はしっかり投げ抜いていたし、彼の投げる球の質の高さを示している。球速も十分出ていて打者を意識させることができるし、スプリットはかなり特別だ」と称賛した。

 数日前に、シーズン序盤のころと比べて別人のように見えたと語ったロバーツ監督。「4月だったら、同じ結果にはならなかっただろう。彼は日本にいたころの制球力を取り戻したと思うし、直球も(力強さが)かつての頃のようだ。スプリットもストライクに見えて落差がある。彼は今(以前と比べ)違う投手になっている」と語った。

 佐々木がマウンド上でみせた闘争心を「我々はみんな興奮している。ロウキの気持ちが出ているところを見た。それは我々みんなにとっていいことだろう」と満足そうだった。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY