大谷翔平が樹立した「50-20」以外の“史上初” 唯一無二の領域、LAメディア「しかも2回」

3回に今季20盗塁を達成…「50-20」達成者はわずか5人
【MLB】ドジャース 3ー2 マリナーズ(日本時間27日・シアトル)
ドジャース・大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、敵地のマリナーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場。3回に今季20盗塁目を決め、2年連続での「50本塁打&20盗塁」を達成した。史上初となる複数回達成が話題を呼ぶ中で、もう一つの“史上初”もレコードブックに刻んだ。
その時は3回に生まれた。第2打席は四球で出塁すると、強肩で知られるカル・ローリー捕手を相手に初球で仕掛けた。送球よりも早く二塁に到達し、15日(日本時間16日)の本拠地・フィリーズ戦以来、10試合ぶりの盗塁成功で今季20個目をマークした。
すでに54本塁打を放っており、「50-20」をクリア。ドジャースに加入した昨季は前人未到の「54-59」を達成しており、2年連続での大台突破となった。「50-20」達成者はウィリー・メイズ、ブレイディ・アンダーソン、ケン・グリフィーJr.、アレックス・ロドリゲス、そして大谷とわずか5人しかいない大偉業。もっとも、複数回達成したのは大谷だけで、またも金字塔を打ち立てた。
新記録はそれだけではなかった。球団公式ブログ「ドジャー・インサイダー」は公式X(旧ツイッター)を更新。「ショウヘイ・オオタニはメジャーで唯一、シーズン20盗塁と投手として5試合以上の先発登板を記録した選手だ。しかも彼は2回も達成している。2021年と2025年だ」とし、二刀流の大谷ならでは、そして大谷しかできない記録を紹介した。
パワーとスピード、そしてピッチング――今年も数々の記録と記憶を生み出してきた大谷は、レギュラーシーズン残り2試合で最後にどんな輝きを見せるだろうか。
(Full-Count編集部)