大谷翔平が真っ先に伝えた“光景” 自己新記録よりも先に…ファン総立ち、伝説の後ろ姿

絶対に負けられないワイルドカード・シリーズへ
【MLB】ドジャース 6ー1 マリナーズ(日本時間29日・シアトル)
ドジャースの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、敵地でのマリナーズ戦で、自己最多を更新する55号ソロをバックスクリーン左へ叩き込んだ。チームも6-1でレギュラーシーズン最終戦を飾り、ポストシーズンへ弾みをつけた。試合後に大谷が更新したインスタグラムでは、自身の記録よりも先に長年チームを支えたレジェンドの活躍を称えた。
7回に迎えた第4打席。左腕スパイアーが3球目のインハイに投じた95.1マイル(約153キロ)のフォーシームを捉えると、打球は中堅方向へ。飛距離412フィート(約125.6メートル)の一発で、昨年マークした自己、球団最多を上回る55本目となった。ドジャース2年目のシーズンは打率.282、55本塁打102打点、OPS1.014という打撃成績だった。
大谷は試合後にインスタグラムのストーリーズ機能で、レギュラーシーズン最終戦をフォロワーに報告。自らの55号の画像と動画を共有したが、それよりも先に引用したのは先発したカーショーが総立ちのファンに応える後ろ姿の画像だった。今季限りでの引退を発表しているカーショーはレギュラーシーズン最終戦で先発し、5回1/3を7奪三振、無失点の好投で11勝目を挙げ、通算223勝とした。
有終の美を飾ったレジェンドに、場内のファンは総立ちで拍手を送っていた。大谷本人も試合後のインタビューで「本当引退するのかなと思うくらい素晴らしいピッチングだった」と称えた。登板間隔の影響でポストシーズンのワイルドカード・シリーズでは出場ロースターから外れるカーショー。もう少しだけマウンドでの雄姿を見せてもらうためにも、まずはワイルドカード・シリーズを勝ち上がりたいところだ。