ロッテ・美馬、引退試合で右肘腱断裂 登板翌日に病院…手術へ「肘の感覚がなくなった」

引退試合に登板したロッテ・美馬学【画像:パーソル パ・リーグTV】
引退試合に登板したロッテ・美馬学【画像:パーソル パ・リーグTV】

異例の発表「昨日の3球目で肘の感覚がなくなりました」

 ロッテは1日、前日9月30日に引退試合を行なった美馬学投手が右肘屈筋共同腱断裂と診断されたと発表した。今季限りでの現役引退を表明しているが、手術を行い、完治を目指す方針という。

 9月30日にZOZOマリンスタジアムで行われた楽天戦で引退試合として先発登板。先頭の浅村栄斗内野手に対し、初球は140キロを計測していたが、5球目が打者の背中を通す暴投に。フルカウントになり、6球目も背後への投球となったが、浅村がスイングして空振り三振となっていた。

 引退登板を終えた後、「3球目に肘が……。本当に最後までやり切れたのかなと思います。本当にアサ(浅村)ごめんって感じです。本当に本当にごめんって感じです。でも自分としては本当に投げれなくなるまでやれたかなと思います」と語っていた。

 楽天、ロッテで267試合に登板し、80勝88敗、防御率3.94だった。診断が発表された後、本人のコメントは以下の通り。

「昨日の3球目で肘の感覚がなくなりました。文字通り、本当に最後の最後までやり切って、投げられなくなるまで投げたと思います。あらためて15年間ありがとうございました」

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