大谷翔平がいると「全てが簡単に進む」 自身のPS2発より…テオが期待する“相乗効果”

ドジャースのテオスカー・ヘルナンデス(右)から祝福を受ける大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャースのテオスカー・ヘルナンデス(右)から祝福を受ける大谷翔平【写真:荒川祐史】

T・ヘルナンデスが2HRを含む3安打4打点の活躍

【MLB】ドジャース 10ー5 レッズ(日本時間1日・ロサンゼルス)

 ドジャースのテオスカー・ヘルナンデス外野手は30日(日本時間10月1日)、レッズとのワイルドカードシリーズ第1戦に「5番・右翼」で出場。3回に左越え1号3ランを放つと、続く打席でも右中間2号ソロを放ち勝利を引き寄せた。試合後の会見では、2打席連発に手応えを感じつつ、チームを勢いづける先頭打者アーチを放った大谷翔平投手を称えた。

 報道陣に3回の1号3ランを打ったときの心境を聞かれたT・ヘルナンデスは「興奮してたよ。グレート。リードを広げられたので、特にその瞬間はね」と振り返ると「ショウヘイが初回に本塁打を打ってくれたし。こういう瞬間だったり、勝つことはグレートだよ」と話し、大谷が放った打球初速117.7マイル(約189.4キロ)の先制アーチに感謝した。

 会見とは別に試合後、T・ヘルナンデスはベンチ前でMLB公式のインタビューにも応じており、ここでも大谷についてコメント。「(ポストシーズンでも)オオタニらしい活躍をしてくれるよ。これ(本塁打)も出来るし、それ以上のことも出来る。勝ち続けたいから、今年はこの活躍を続けてくれることを願うよ」と明日以降の活躍にも期待した。

 続けて「打者としてだけでなく、彼が投手としてもプレーしてくれることはグレートだよ! こういう先発投手がいると、全ての物事が簡単に進む。今日みたいに、私たちが(大量)得点を奪って、あとは彼に任せたという感じだといいよね。明日もヤマで同じことが出来ればいいね」と、投打二刀流でチームをけん引する大谷の存在の大きさを語り、明日先発予定の山本由伸投手にエールを送った。

 快音を残したT・ヘルナンデスだが、今季は6月以降、不調に苦しみスタメンから外れる日も多かった。134試合で打率.247、25本塁打、89打点の成績を残したが、ドジャース1年目の昨季から数字を落とした。しかしポストシーズン初戦で2本塁打を含む5打数3安打4打点の活躍。MLB公式のインタビューでは「私たちが(レギュラーシーズン)プレーしているのはこのため」と気持ちを切り替えてポストシーズンに臨んでいることを明かした。

「もちろんレギュラーシーズンも勝ちたいけど、こっちの方が重要だ」と強調したT・ヘルナンデス。主砲がこのまま本来の打撃を取り戻せば、ドジャース打線はさらに活気づくに違いない。

(Full-Count編集部)

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