佐々木朗希、初の9回は「緊張した」 最速163キロ…2K3者凡退で地区S進出「残りの試合も」

9回から登板したドジャース・佐々木朗希【写真:荒川祐史】
9回から登板したドジャース・佐々木朗希【写真:荒川祐史】

100マイル以上を6球…1回無安打無失点

【MLB】ドジャース 8ー4 レッズ(日本時間2日・ロサンゼルス)

 ドジャース・佐々木朗希投手が1日(日本時間2日)、本拠地レッズとのワイルドカードシリーズ第2戦に9回から救援登板した。自身初のポストシーズン登板に、ドジャースタジアムは大歓声。1回無安打無失点、2奪三振で“胴上げ投手”になった。試合後には地元放送局のインタビューで「球場の雰囲気もすごく高まっていましたし、初めて9回を投げて緊張したんですけど、球場に後押しされながら投げることができた」と話した。

 8-2と大量リードしながら8回に2点を追い上げられる嫌な展開。マウンドに上がったのは佐々木だった。試合序盤から壁当てなどを行い準備をしていたが、4点差の9回から登場。

 先頭のスティールをカウント1-2からの4球目、スプリットで空振り三振に仕留めると、続くラックスも4球目のスプリットで三振に仕留めた。ヘイズは2球で追い込みながらもロートベットが落球するまさかのプレーがあったが、最後は遊直でゲームセット。「比較的点差がある中だったので、思い切ってゾーンで勝負しました」。危なげない投球でポストシーズンデビューを果たした。最速101.4マイル(約163.1キロ)を計測し、100マイル(約161キロ)以上を6球投げ込んだ。

 試合後、スポーツネットLAのインタビューに応じた佐々木は「日本でも、WBCでも似たような経験をしてきたので、そこまでビビるみたいな感覚は無かったんですけど、日本と違う盛り上がりだったり、レベルの高い戦いの中で、今日はすごくいいピッチングができてよかった」と振り返った。

 今季は怪我の影響もあり、大半は投げることができなかった。それでも9月に救援で復帰。不安定な救援陣の中で存在感を見せている。「本当にシーズン、チームの力になれなかったので、モスシーズンは終わってしまった。ポストシーズンがあるので、残りの試合も貢献できるように。それだけかなと思います」。地区シリーズでも、自分の役割を果たす。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY