山本由伸に謝罪「僕の失策のせいで」 テオが繰り返した言葉…明かしたハグの裏側

初回に失策したドジャースのテオスカー・ヘルナンデス【写真:アフロ】
初回に失策したドジャースのテオスカー・ヘルナンデス【写真:アフロ】

テオが反省「10球か15球は余計に投げさせてしまった」

【MLB】ドジャース 8ー4 レッズ(日本時間2日・ロサンゼルス)

 ドジャースは1日(日本時間2日)、本拠地でレッズとのワイルドカードシリーズ第2戦に10-5で勝利。地区シリーズ進出を決めた。先発の山本由伸投手は7回途中2失点(自責0)の好投を見せるも、初回にはテオスカー・ヘルナンデス外野手の失策から先取点を失った。T・ヘルナンデスは試合後、ベンチで山本に伝えた“言葉”を明かした。

 山本は初回、2死一塁からヘイズをライトへの飛球に打ち取ったかのように見えたが、右翼手のT・ヘルナンデスが痛恨の落球。その後右前2点適時打を浴びた。2~5回は3者凡退に抑え、6回無死満塁のピンチを無失点に。6回2/3を投げて4安打2四球9奪三振、メジャー移籍後最多113球の熱投だった。

 シリーズ勝ち抜けを決めてシャンパンファイトが行われたドジャースのクラブハウス。地元メディア「スポーティング・トリビューン」の創設者でCEOのアラシュ・マルカジ氏が自身のX(旧ツイッター)にてT・ヘルナンデスの取材場面を投稿した。32歳主砲に寄せられた質問は、初回の失策の場面が中心だった。

 テオは開口一番「I’m sorry(申し訳ない)と伝えたよ。次はもっと頑張って、あのプレーをちゃんと決めるよ。とにかく練習を続けて。申し訳なかった」と話した。「彼は8回も投げていたはずだったんだ。僕のエラーのせいで、彼に10球か15球は余計に投げさせてしまった」と反省の言葉を続けた。

 失策のイニング後、ベンチで山本をぐっと抱き寄せてハグする場面が中継映像に映っていた。「あの瞬間は、ただ、僕のエラーについて謝りたかった。特に彼が投げている時には、エラーはしたくない。彼に最高のチャンスを与えたいと思うし、そうすれば彼に長いイニングを投げてもらえる。僕らが勝つためのより良いチャンスを手にしたいからね」とテオは改めて“謝罪”し、快投に「おめでとう」と言葉を添えた。

(Full-Count編集部)

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