ダルビッシュ、最短降板は「見ていられなかった」 抜擢の指揮官が悲痛…米も衝撃「ショックだ」

パドレスのマイク・シルト監督【写真:ロイター】
パドレスのマイク・シルト監督【写真:ロイター】

カブスとのWCS3戦目に先発も1回0/3、わずか21球で降板

【MLB】カブス ー パドレス(日本時間3日・シカゴ)

 パドレスのダルビッシュ有投手は2日(日本時間3日)、敵地で行われたカブスとのワイルドカードシリーズ(WCS)第3戦に先発したが、2回無死満塁から先制打を許し無念の降板となった。試合中のインタビューでマイク・シルト監督は「初回はバシッとしていたが、(2回は)見ていられなかった」と語った。

 ダルビッシュは初回、先頭打者に安打を許すも無失点で切り抜けた。しかし2回、先頭のカイル・タッカーに右前打を許すと、鈴木誠也の二塁打と死球で無死満塁のピンチに。ここで7番のピート・クロウ=アームストロングに中前適時打を打たれ、死球を挟む3連打で先制を許した。

 カブス打線の勢いにのまれた右腕にシルト監督は交代を決断。ダルビッシュは1回0/3、21球を投げて4安打、1奪三振、1死球、2失点でマウンドを降り、メジャー14年間で自己最短の降板となった。

 降板後、米スポーツ局「ESPN」のインタビューを受けたシルト監督は「1回はバシッとしていたが、見ていられなかった。でもタッカーがいい打撃をした。いいスイングをされた」と、今季15登板で防御率5.38も、第3戦に抜擢したダルビッシュについて語った。

 ダルビッシュの自己最短降板に米メディアも続々と反応。米ポッドキャスト番組「ヤンキース・アンローディッド」で司会を務めるゲーリー・シェフィールドJr.氏は「ダルビッシュは1年を通して何もできなかった。敵地で行われている負ければ終わりの試合で、何もできなかったのはショックだ」とコメントを残した。

 米メディア「ジョムボーイ・メディア」の野球専門ポッドキャスト「トーキン・ベースボール」も、「先発したユウ・ダルビッシュはわずか3アウトしか奪えなかった」と負けられない一戦でのダルビッシュの不調を嘆いた。

(Full-Count編集部)

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