元調理師が手掛けた西武の“こだわり弁当” トラブルを防ぐ「守護神」…球団スタッフの仕事に密着

子育てと両立しファンクラブ業務を担当
「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeチャンネルでは、パ・リーグタイトルパートナーであるパーソルホールディングス株式会社が企画した『パ・リーグ裏側密着中「パーソルカメラ」』を公開している。2025年の第4弾は西武。6月下旬に行われた公式戦の裏側を30台以上のカメラが捉えた。
最初に密着したのはファンクラブグループの望月彩那さん。保険会社で5年間勤務した後、2019年に入社。好きなことに全力で向き合いたいという思いで転職した。そんな望月さんは、約1年半の産休・育休を経て、2か月前に職場復帰したばかり。仕事から離れている間は、自身のキャリアプランに不安を感じたこともあったという。
望月さんの仕事は誰も出勤していない午前中から始まる。ファンクラブ業務はもちろん、親ならではの目線を活かし、子育てと両立しながら勤務。復帰後は、管理業務を中心にこなし、ファンクラブグループを支えている。
元調理師こだわりの「西口文也の鯛めし弁当」
次に紹介するのは、フード&ビバレッジセールスグループの加藤祐介さん。出店している協力企業の運営管理、直営売店の商品開発やスタッフ管理、試合日のオペレーション管理などをこなしている。
密着日は、加藤さんがメニュー開発を担当した新商品「西口文也の鯛めし弁当」の発売日。開幕戦から販売する予定だったが、西口監督から改良の提案があり、新たに作り直したこだわりの一品だ。
2021年に入社した加藤さんは、調理師として6年間仕事をしていた経歴の持ち主。現場を知るからこその声掛けや、気遣いを大事にして日々の仕事に励んでいる。
見えないトラブルを封じ込める「ベルーナドームの守護神」
最後に取り上げるのはゲームオペレーショングループの梅林孝幸さん。梅林さんの最大の仕事は、トラブルなく試合運営を終えること。いわば、ベルーナドームの守護神だ。
開場3時間前に、オンラインミーティングであらゆる部署の動きを確認。イベントや売店の動きを事前に頭に入れ、並び列を想定して動くという。現場では、少しの違和感でも見逃さない。行列はもちろん、観戦ルールで禁止されているフラッシュまで発見するなど、トラブルを未然に防ぐために球場全体を注視している。
「迅速に対応することで、お客さまの不満の解消につなげられれば」という心がけで業務にあたっている梅林さんに、他部署の職員も信頼を寄せている。
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)