ボール2個は外れてる…パドレスを襲った“大誤審” 直後に終戦「身の毛がよだつ酷い判定」

パドレスのマイク・シルト監督【写真:ロイター】
パドレスのマイク・シルト監督【写真:ロイター】

ボガーツはフルカウントから四球を確信も…

【MLB】カブス 3ー1 パドレス(日本時間3日・シカゴ)

 パドレスが2日(日本時間3日)、敵地で行われたカブスとのワイルドカードシリーズ第3戦に1-3で敗れ今季を終えた。しかし1-3で迎えた9回、厳しい判定によりチャンスが消滅。「身の毛がよだつほどの酷い判定」と米記者も呆れ返っていた。

 負ければ終わりの一戦は8回まで無得点に抑えられたものの、9回先頭のジャクソン・メリル外野手が反撃のソロを放った。その直後、ザンダー・ボガーツ内野手はフルカウントから低めの1球を見送り四球を確信した様子だったが、球審はストライクの判定。ボガーツは打席でしゃがみ込みながら抗議、マイク・シルト監督も納得いかずに球審に詰め寄った。

 実際、中継映像で表示されているストライクゾーンからはかなり外れており、MLB公式の「スタットキャスト」による“正確”なゾーンでもボールだった。もし四球で出塁できれば一打同点の展開。しかもパドレスは2者連続死球で好機を作っており、ボガーツが四球ならば無死満塁の好機を作っていた可能性もある。

 9回に起きた“誤審”に米メディアも怒りを示した。米スポーツ専門局「ESPN」のジェフ・パッサン記者は自身のX(旧ツイッター)に「身の毛がよだつほどの酷い判定。ABS(自動ボール・ストライク判定システム)が一刻も早く必要」と厳しく指摘。米メディア「オーフル・アナウシング」も「あまりに酷すぎる判定」と悲鳴を上げた。

 また、米メディア「ジョムボーイ・メディア」の野球専門ポッドキャスト「トーキン・ベースボール」は「パドレスは今、ABSがあればと思っているだろうね」とし、来季から導入されるABSがまだ使用できない“現実”を指摘している。

(Full-Count編集部)

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