ド軍スコットに抑えを「任せることはできない」 ロバーツ監督ついに決断…重すぎる“10”に失意

スコットは10度救援失敗&9月防御率6.48
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が3日に公開された「ABEMA」の「おはようロバーツ」に登場し、調子が低迷しているタナー・スコット投手について言及した。23セーブはチーム最多ながらも、救援失敗10度もメジャー最多と不振に陥っている“守護神”に対し、指揮官はポストシーズンで「クローザーを任せません」と明言した。
31歳のスコットは、マーリンズ時代の2022年に20セーブで頭角を現すと、今年1月に4年総額7200万ドル(約105億9000万円)でドジャース入り。期待の大物も重要な終盤に大乱調。9月は11試合で3敗、防御率6.48。延長イニングではシーズンを通して5試合で登板したが、防御率12.27と“勝負弱さ”が際立った。10度の救援失敗はメジャー最多だ。
スコットに限らず、シーズン終盤での救援陣の不振はドジャースの大きな問題。ロバーツ監督はポストシーズンでの8、9回の役割について「非常に重要。ロウキを起用する話し合いはしています。シーハンを起用する話もしています。トライネンとベシアを起用する可能性もあります」とあらゆるパターンを想定している。
その一方でスコットの抑え起用については「今の彼にはクローザーを任せません。今は彼が自信を持って投げられる状況で使い続けるつもりです。現状ではまだ任せることはできません」。選択肢から外れていることをキッパリと言い切った。
番組はワイルドカードシリーズ開幕前日の収録だったが、同日時点でクローザーについて「トライネンはクローザーの経験があります。ロウキとシーハンはクローザーの経験はありません。今は誰か1人をクローザーとして確定するには早すぎる」と慎重に語った。
レッズとのワイルドカードシリーズ第2戦、4点リードの9回には佐々木が登板。3者凡退で圧倒的な投球を披露した。地区シリーズでロバーツ監督の采配が注目される。
(Full-Count編集部)