佐々木朗希の登板で“激変”「救世主だ」 米識者も感慨…拭い去ったレッテル

ドジャース・佐々木朗希【写真:荒川祐史】
ドジャース・佐々木朗希【写真:荒川祐史】

佐々木初の9回から救援登板…「自信にもなった」

 ドジャース・佐々木朗希投手が1日(日本時間2日)、本拠地レッズとのワイルドカードシリーズ第2戦に9回から救援登板。1回無安打無失点、2奪三振で“胴上げ投手”になった。高い期待を受けて入団した当初はなかなか結果が残せず、ブーイングを受けることもあった。しかし数か月を経て“激変”させた光景に米識者たちも注目している。

 佐々木は4点リードの9回にデビューを飾ると、初球から100.7マイル(約162キロ)を計測。2者連続でスプリットで空振り三振に仕留め、3人目は遊直に仕留めた。レギュラーシーズンから不安定なブルペンを救うような、見事な快投だった。

 佐々木が相手打者を追い込むと、「『ロウキ』チャントがドジャースタジアムで発生した」(地元メディア「ドジャース・ネーション」のダグ・マッケイン氏)。場内は佐々木の名前をコールし、1球1球に熱狂した。「FOXスポーツ」でアナリストを務めるベン・バーランダー氏も「4月には、ロウキ・ササキが苦しい登板の後、ダグアウトで感情を露わにする姿があった。そして10月。ドジャースタジアムは、彼がチームの最初のシリーズを締めくくる中、名前を叫んでチャントしているよ」と一変した空気感に驚いていた。

 米ファンも感動したようで「何て素晴らしい光景なの」「あの夜を忘れないわ」「最初は多くのファンが嫌っていたのに……」「ついに本物の守護神を見つけた」「鳥肌が立った」と称賛の声が送られた。

 佐々木は3日(同4日)に地区シリーズ前日会見に臨み、この日の登板を振り返って「自信にもなったので、これからの次のシリーズでまた生きるのかなと思っています」と話した。強豪フィリーズ相手にも、“クローザー”としての活躍に期待が高まる。

(Full-Count編集部)

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