大谷翔平、二刀流は「自分の色であり、強み」 PS“デビュー”で勝利…明かした矜持

6回3失点でPS初勝利…シュワーバーへの1球は「自信を持って」
【MLB】ドジャース 5ー3 フィリーズ(日本時間5日・フィラデルフィア)
ドジャースの大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、敵地で行われたフィリーズとの地区シリーズ第1戦に「1番・投手」で投打同時出場し、ポストシーズン初勝利を挙げた。6回9奪三振3安打3失点と好投。バットでは4打数無安打、4三振1四球。チームは逆転勝ちで戦勝した。
試合後、取材に応じた一問一答は以下の通り。
――登板することに緊張すると話していたが。
「試合前はそうですね。色々なデータを整理してる段階とかでは、こう試合の中をイメージして緊張感っていうのはありましたけど、実際に試合で投げることに関しては集中して。緊張感はありましたけど、それよりも集中して試合に入っていけたかなとは思います」
――バントの構えは。
「ウィルのアットバット(打席)くらいで朗希が作り始めていたので。監督から時間を稼いでほしいというオーダーが出ていたので。そういう意味ではいいフォアボールだったのかな」
――試合前には手を挙げていた。
「比較的ゲームとゲーム前はいい集中力で楽しんで。ブルペンのセッションも今まで以上にいいセッションでしたし、いい感じでこう試合に臨めていたかなとは思います。全体的に楽しめたかなと思います」
――5回のピンチはシュワーバーを三振に仕留めた。
「試合の行方を決定づける場面だったかなとは思うので、先制点取られた後に、味方が反撃に出る、そこまでしっかりと粘れば、必ず勝つチャンスは来るかなと思っていたので。3-2になった段階で、僕の中にもカーブの選択肢がほとんどでしたし、ウィルから来た要求も1発目はカーブだったので、確実に行けるかなと思って自信持って投げました」
――直球のハードヒットが多かった。
「打たれたトリプルよりもやっぱりその前のマーシュ選手の2ストライク、追い込んだ後のセンター前が1番いらなかったかなというか。もう少しこう工夫できたのかなっていうところはあるので、全体を通して、あとはスプリットを2巡目以降取っておきたいなと思う中でその前にちょっと失点してしまったというような形だったのかなと思っています」
―フィリーズ投手陣に4三振。
「もちろん対戦したピッチャーの質も高いですし、素晴らしいピッチャーが常にマウンドにはいたので、なかなかこう狙ってる球っていうのがなかったんですけど。それでも、ムーキーとフレディが後ろにいる中で、まずは左ピッチャーをあの場面で出してもらえるっていうのが、この打線の組んでる意味だと思っているので。その段階でまあ一つ、まずは使ってもらえたっていうのが、僕の中では僕が一番あそこにいる意味だとは思うので。なおかつヒットが打てればそれがベストだったかなと思います」
――打者でいる方が楽と思われる中で、二刀流をやる意味。
「うーん、なんでですかね。できると思っているからだとは一番思いますけど、それが自分の色であり、自分の強みだと思ってるので。どちらでもチームとってプラスになるのであれば、自分にしかできない役割だと思うので。それをこなしていくのが今の仕事だと思ってます」
――テオの3ランを見て。
「いやもう素晴らしい瞬間ですね。これこそポストシーズンの醍醐味っていう、瞬間だったんじゃないかなと思います」
(Full-Count編集部)