佐々木朗希がプロ初セーブ「もう1勝してLAに帰れたら」 最速162.5キロ…1回1K無失点

二塁打を浴びるも冷静な投球
【MLB】ドジャース 5ー3 フィリーズ(日本時間5日・フィラデルフィア)
ドジャースの佐々木朗希投手は4日(日本時間5日)、敵地・フィリーズとの地区シリーズ第1戦で2点リードの9回から登板した。1回を1安打無失点に抑えて、日米通じてプロ初セーブを挙げた。試合後、NHKのインタビューに応じ「明後日も試合があるので、もう1勝してLAに帰れたらと思います」と力を込めた。
試合後のインタビューで「2点差で前回より点差がない中で、ランナーが1人出て一発出たら同点という怖さはあったんですけど、ゾーンで勝負して、結果的にゼロで抑えられて良かったです」と振り返った。慌ただしい準備でも「1アウトからだったのでちょっとびっくりしたんですけれど(大谷が四球で)ランナー1人出て時間があったので、そこは自分のペースで作りました」と大谷に感謝。最速101マイル(約162.5キロ)という内容に「前回より思ったようにいかない部分があったんですけれど、なんとかゾーンで強い球で結果的に押し込めたかなと思います」と自信を見せた。
佐々木のプレーオフ登板は2度目。1日(同2日)、本拠地レッズとのワイルドカードシリーズ第2戦で4点差の9回から登場。初球に100.7マイル(約162キロ)を投じるなど、1回無安打無失点、2奪三振。地区シリーズ突破に貢献していた。
この日、先発は大谷翔平投手。プレーオフデビューで6回3失点の粘投。勝ち投手の権利を持って降板すると、2点リードの9回に佐々木が登板。初球から101マイル(約162.5キロ)を計測し、リアルミュートを空振り三振。1死からケプラーに二塁打を浴びたが後続を断った。
佐々木は5月中旬に右肩インピンジメント症候群で負傷者リスト(IL)入り。8先発して1勝1敗、防御率4.72だった。その後は8月からマイナーで実戦復帰。9月24日(同25日)にメジャー再合流を果たした。再昇格後は救援として起用され、2試合で被安打1、4三振を記録している。
(Full-Count編集部)