ジャッジは「チャンスに最も弱い打者」 無死満塁で三振…2安打でもNY怒り「逆10月男」

PO通算62試合で打率.217、OPS.776
【MLB】ブルージェイズ 10ー1 ヤンキース(日本時間5日・トロント)
ヤンキースは4日(日本時間5日)、敵地で行われたブルージェイズとの地区シリーズ第1戦に敗れた。自慢の打線がわずか1得点。好機の場面で一本が出なかった。中でも主砲アーロン・ジャッジ外野手が満塁で三振に倒れ、「やっぱり大事な場面で打てない」「逆10月男」と厳しい声が寄せられている。
2点を先行されたヤンキースは6回、連打で満塁のチャンスを作ってジャッジに打席を回した。今季53本塁打、メジャー1位のOPS1.1144をマークする絶対的な大看板はフルカウントからの8球目、ボール球を追いかけて三振。敵地は大盛り上がりを見せた。その後押し出しで1点が入ったものの、投手陣が崩れて大敗した。
最終的なスコアを見れば、ジャッジの打席が勝敗を左右したわけではない。ジャッジは2安打の活躍で今ポストシーズンでは打率.400、OPS.905と結果を出している。しかし、これまでもレギュラーシーズンの成績に比して大舞台ではなかなか大事な場面で打てておらず、満塁で三振を喫すると批判が殺到した。
「レギュラーシーズンなら満塁弾だったかもね」「重要な場面のジャッジは絶対に打たない」「チャンスに最も弱い打者」「ミスターオクトーバーが帰ってきたね(笑)」「いつものプレーオフのジャッジ」などと言葉が並んだ。ポストシーズンでは62試合で通算打率.217、16本塁打、OPS.776、三振率32.0%と厳しい数字が並ぶ。果たして今季こそ、ジャッジは圧倒的な活躍を見せるだろうか。