大谷翔平の“魔球”は「常に的を外した」 ド軍監督が激賞「今年一番良かった」

ロバーツ監督が一夜明けで取材対応「ショウヘイが素晴らしい投球をした」
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は5日(日本時間6日)、6日(同7日)のフィリーズとの地区シリーズ第2戦に向けて報道陣のオンライン取材に応じた。4日(同5日)の第1戦でポストシーズン初勝利を挙げた大谷翔平投手を一夜明けで称賛した。
「ショウヘイが素晴らしい投球をした。ボールを散らし、内外角、高低を使い分けた。カーブは今年一番良かった。彼らは速球を狙ってきますから、常に的を外す工夫が必要で、予測可能になってはいけない。昨日はショウヘイもタイラー(グラスノー)もその点で本当に良かったと思う」
大谷はカーブ16球を投じて6球で空振りを奪取。3点ビハインドの5回2死一、二塁ではシュワーバーから、6回先頭ではハーパーからいずれもカーブで空振り三振を奪った。9奪三振のうち4個をカーブで奪うなど決め球となった。
一方、打撃では結果を出せなかった。左腕サンチェスと対戦した初回は空振り三振。3、5回と見逃し三振を喫し、左腕ストラームと対した7回も見逃し三振した。「サンチェスはシンカーとチェンジアップが良かった。ショウヘイはゾーンを外れたたまに手を出し、逆に見逃した球がストライク。悪い組み合わせだった。でも、ただの悪い一日。明日は良くなると期待している」と問題視しなかった。
投手では2回に3失点したものの、6回9奪三振3失点と試合を作った。ロバーツ監督は「投球に大きなエネルギーを割くので、打撃に多少影響するのは理解できる。特に昨日は3失点でどうしのぐかというプレッシャーがあり、それが打席に影響したかもしれない。とはいえ、サンチェスの出来が大きかったと思う」と話した。
(Full-Count編集部)